アポスティーユとは

最終更新日:2023年9月9日 行政書士 勝山 兼年
ハーグ条約とアポスティーユ
1961年10月5日にのハーグ条約加盟国間で結ばれた外国公文書の認証を不要とする条約。

アポスティーユを取得すると日本にある大使館・総領事館の領事認証があるものと同等のものとして、提出先国で使用することができます。
公印確認とアポスティーユの違い
証明書の提出先国(ハーグ条約加盟国かそうでないか)の違いで、日本国外務省での手続きが異なるのです。
- アポスティーユ
ハーグ条約加盟国で外務省のアポスティーユ取得後はそのまま、その国の機関に提出できます。国際結婚などにおいて、相手国の結婚登録機関がそのまま受け付けてくれるのです。
- 公印確認
ハーグ条約加盟国外で、外務省での公印確認取得後にその国の在日本の大使館、総領事館にて領事認証を受けなければなりません。中国やベトナムなど外務省公印確認後に領事認証を取得しなければ証明書は受け付けてもらえません。
ハーグ条約締約国一覧(令和4年11月18日現在103か国)
- アジア
シンガポール、スリランカ、タイ、韓国、中国(香港、マカオのみ)、日本、パキスタン、フィリピン
- 大洋州
オーストラリア、ニュージーランド、フィジー
- 北米
米国、カナダ
- 中南米
アルゼンチン、ウルグアイ、エクアドル、エルサルバドル、ガイアナ、グアテマラ、コスタリカ、コロンビア、ジャマイカ、セントクリストファー・ネービス、チリ、ドミニカ共和国、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、パナマ、バハマ、パラグアイ、バルバドス、ブラジル、ベネズエラ、ベリーズ、ペルー、ボリビア、ホンジュラス、メキシコ
- 欧州
アイスランド、アイルランド、アルバニア、アルメニア、アンドラ、イタリア、ウクライナ、ウズベキスタン、英国、エストニア、オーストリア、オランダ、カザフスタン、キプロス、北マケドニア共和国、ギリシャ、クロアチア、サンマリノ、ジョージア、スイス、スウェーデン、スペイン、スロバキア、スロベニア、セルビア、チェコ、デンマーク、ドイツ、トルクメニスタン、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ブルガリア、ベラルーシ、ベルギー、ポーランド、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ポルトガル、マルタ、モナコ、モルドバ、モンテネグロ、ラトビア、リトアニア、ルーマニア、ルクセンブルグ、ロシア
- 中東
イスラエル、イラク、トルコ
- アフリカ
カーボベルデ、ガボン、ギニア、ザンビア共和国、ジンバブエ、チュニジア、セーシェル、ブルキナファソ、ボツワナ、南アフリカ、モーリシャス、モロッコ、レソト