婚姻要件具備証明書の翻訳について


最終更新日:2023年11月3日   行政書士 勝山 兼年





翻訳方法には4つのパターンがあります。

  • ①自分で翻訳する。
  • ②日本の業者に翻訳してもらう。
  • ③中国の業者に翻訳してもらう。
  • ④日本で翻訳し、翻訳文にも外務省アポスティーユを受ける。

①自分で翻訳する。

 自分で翻訳しても構いません。ただし、内容が婚姻要件具備証明書原本の正確な翻訳文であることの担保はありません。
 結婚登記手続きをする民政局が内容に不審を持たれても、正しい翻訳であることを証明する術はありません。

②日本の業者に翻訳してもらう。

 翻訳業者に依頼すれば数千円程度で翻訳してもらえます。ただし、内容が婚姻要件具備証明書原本の正確な翻訳文であることの担保は翻訳業者だけとなります。

婚姻要件具備証明書中文訳

③中国の業者に翻訳してもらう。

 中国で翻訳をする場合でも、日本でするのと同様です。ただし、民政局が指定した翻訳業者であれば受け付ける側が信頼してると考えられますので、当然に受け付けてもらえると思われます。

④日本で翻訳し、翻訳文にも外務省アポスティーユを受ける。

 日本の翻訳業者がした翻訳文ですので、公文書とはならず、そのままでは日本国外務省アポスティーユは受けられません。そこで、私文書に認証を受けるために、先に公証人役場で認証を受けることが必要です。
 公証人役場でも婚姻要件具備証明書の「事件本人」である日本人は署名者ではありませんので、直接は認証を受けられません。そこで、日本人は翻訳文が婚姻要件具備証明書の原本の正確な中国語訳文である旨の「宣言文書」に署名し、それに認証を受けるのです。そして、翻訳文と宣言文書をセットにして認証をしてもらいます。その後の外務省公アポスティーユは同様の流れです。


公証人認証書

 上記四つの方法がありますが、手間と費用を考慮し③の方法をお勧めします。

中国人婚姻要件具備証明書の翻訳

 先に日本で婚姻届をする場合の中国人婚姻要件具備証明書については、中国語分を日本語文に翻訳しなければなりません。日本では翻訳について国家資格などはありませんので、業者に頼むのか、結婚する自分たちで翻訳するかも問われません。
  自分達でする場合でも翻訳者として住所氏名の記載が必要です。




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